プレイ環境の重要性

一つ目の記事は何にしようかと思いましたが、すべての基礎となるプレイ環境から書いたほうが何かと便利なのでまずはここからにします。

 

PC本体編

まず、高スペックとまでは言わなくともミドルスペックくらいのパソコンでAVAが快適に動作していなければ、自分の操作を正確に反映してくれなかったりするので、技術向上云々言っている場合ではないです。

①OS

 OSについては基本的に7、8系、10のいずれかになりますが、安定していると言えるのは7ではないでしょうか。8でAVAはやったことがないのでどうかは言えませんが、結局今選ぶとしたら安定の7か最新の10かの二択になると思うので割愛します。

 10については相性問題があるらしく、フレーム飛びやFPS低下が発生する場合があり、安定性に欠けると言えます。

 ということで、オススメは7で、次点で10になります。

 

②CPU

 パソコンの基礎処理能力の要となる部分です。

 少なくともi5以上はほしいところで、その中でもできるだけクロック数が高いものが処理能力が高く、AVAを快適にプレイできるものと言えます。

 AVAとTS3くらい起動して快適でいいのならi5、その他にソフトを動かしたり、配信や録画をしていきたいのであれば、i7がよいでしょう。

 オススメはi7 4790Kやi7 6700Kになります。

 

③グラボ

 グラボなしではfpsでないので必須になります。

 AVAはDirectX11がメインであり、最新のグラボはDirectX12がメインになっています。

 AVAだけでいいのであればDirectX11世代のGTX580でも十分だと聞いたことがありますが、中古でしか入手できない事や他のゲームをやりたい場合はつらいので、最新世代の物がいいでしょう。

 オススメについては予算によりけりな部分が多いのであえて挙げません。

 

④電源

 電源はパソコンの安定感の源です。

 電源容量は構成次第なので、計算して5割~8割くらいの消費割合で少し余裕がある程度が効率がいいようです。が、多ければいいというものでもありません。勿論少なすぎるのは論外です。

 あと、ゴールドやプラチナといった変換効率の指標がありますが、正直あてにしてはいけません。大事なのは日本製のコンデンサを使用しているとか、中身です。下手にケチるとほかのパーツを巻き込んで死ぬので、怖いです。

 オススメはSeasonic等の信頼のおけるメーカーで、KEIANの動物の名前の電源とかは評判が悪いのでやめましょう。

 

マザーボード

 これも安定性の部分ですが、電源ほど厳選しなくともよいとおもいます。

 大手メーカー(ASROCK,ASUS,GIGABYTE,MSI等)のものを買えば何でもいいと思います。もちろん対応しているCPUにあったものを選びましょう。

 各メーカーはGamingモデルがラインナップされていることが多いですが、コスパが良いものが多いようなので、それを選んでもいいと思います。

 

⑥サウンドカード

 AVAにおいて足音はかなり重要で、音を聴いているかいないかでは得られる情報量が全然違うので、上手くなるためには必須事項です。

 足音を聞くためにはサウンドカードはほぼ必須で、無しと比べた場合敵の足音の位置の正確性、聞こえる範囲が変わってくるので必要になってきます。

 サウンドカードは大きくわけて二種類あり、USBタイプと内蔵タイプとになります。

USBタイプの利点

・設置するにあたって一体型PCやノートPCでも使える

・持ち運べるので、ネカフェ等でも同じ音で利用できる

USBタイプの欠点

・物によってはマイクノイズがひどい

・動作の安定性に欠ける物もある

・内蔵と比べるとコスパで劣る

内蔵タイプの利点

・USBタイプより安定性がある

コスパ重視から高性能の物まで選択肢が多い

内蔵タイプの欠点

・増設するPCを選ぶ

・出先では同じ環境にできない

等が挙げられます。

 選ぶのであれば定番のSoundBlasterシリーズがよいでしょう。

 私はBランカー当時は内蔵タイプのSoundBlasteZシリーズの下位モデルを使用していて、現在はUSBタイプのSoundBlasterX G5を使用しています。

 どちらも現在でも選択肢たりえますが、使用感はどちらもあまりかわりません。

 なので、ネカフェやオフイベに遊びに行くことがあるのであれば、USBタイプがよいでしょう。SoundBlasterX G5に関しては安定感も非常にいいです。

 

周辺デバイス編

 周辺デバイスはマウスやディスプレイ等で、直接触れ、見て、聴くことになります。

 人それぞれの感覚に左右される部分が多いので、個人差が出る部分ですが、この部分でストレスがあるとプレイイングに支障が出て、ミスを生むことに直結します。なので、デバイスは自分にあったものをきちんと選びましょう。

①マウス

 FPSにおいて勝つためにはエイムが必要です。そして、良いエイムを得るためには操作を正確に反映してくれるマウスが必須です。安物のマウスではセンサーの質が悪いのでポインタ飛び、ネガティブアクセル(実際の操作量よりゲーム内の視点移動距離が短くなる)やポジティブアクセル(↑の逆)が発生するので正確な操作ができないのです。

 有名なメーカー(SteelSeries、Razer、Logicool、Zowie、Roccat等)であれば、センサー等の中身の性能については申し分ないので、心配する必要はないと思います。

 選ぶポイントとしては持ちやすさが第一になりますので、できるだけ店頭で実際に実物に触れてから購入することをオススメします。

 マウスの持ち方は人それぞれですが、大きく分類するとかぶせ、つかみ、つまみの三種類に分かれます。詳しくはググってもらえればわかりますが、後者になればなるほど小さいマウスが向いていて、さらに右手専用形状か左右対称かがあります。

 系統分けすると、

右手・大型

SteelSeriesRival300、RazerDeathadderシリーズ、LogicoolG402/G900、ZowieECシリーズ、RoccatKoneXTD

右手・中型

LogicoolG403、RoccatKonePureシリーズ

左右対称・中小型

SteelSeriesSENSEIシリーズ、RazerMambaシリーズ、LogicoolG303、ZowieFK/ZAシリーズ

RoccatKOVA

 

参考までにざっとこんなもんです。

このあたりを参考に手になじむものを選びましょう。

ちなみに僕はG303をつかみ持ちで使っています。センシは振り向き27cm程度です。

 

②マウスパッド

 マウスパッドはマウスとセットで必ず使いましょう。どちらか片方だけでは真価は発揮できません。

 マウスパッドによって滑り具合が変わり、エイムの感覚も変わります。これも好みがわかれるところですが、いくつか試してみるとよいでしょう。

 種類は大きく分けて、布、プラスチック、ガラスがあります。ガラスは特殊なのでまず除外して話します。

 布はド定番で最も安定した選択でしょう。各メーカー必ずラインナップしてあるので、選択肢も多いです。傾向としては、滑りと止めのバランスが良くサイズも複数あることが多いです。

 プラスチックは滑りは布より良いですが、止め難い傾向にあります。スポーツ系FPS等の動きの激しいFPSには向いていますが、AVAでは止め難いぶんエイムの正確性が劣る可能性があります。マウスを滑らせた時のザラザラとした感触も気になるかもしれません。ですので、こだわりがない限り布製のマウスパッドを選ぶと良いと思います。

 サイズは自分のセンシと相談して選びましょう。

オススメは私が今使っているZowieG-SRで、安定して良好な滑りと止まりがあり、湿気にも強く、サイズも丁度いい(横46cm x 縦38.5)ので気に入っています。

 

③ヘッドセット 

 良いサウンドカードを使っていてもヘッドセットでなければ意味がありません。つまりはこれもセット必須です。

 オーディオ系ヘッドホンとスタンドマイクという選択肢もありますが、ヘッドホンは足音の定位感がわかりずらいものもあるので、ゲーミングヘッドセットが無難です。また、スタンドマイクはキーボードとの距離が近くなりがちでVCにカチャカチャ音が入る場合があるという点からも、オススメできません。

 オススメを挙げると

Sennheiser GAMEZERO

Kingston HyperXcloud

あたりになります。

 もちろんサウンドカードと併用する前提になりますが、格段に足音は聴きやすくなります。足音だけでなく、ボイスチャットで味方の声が聞きやすくもなりますので、報告の聞き漏らしも減ることでしょう。

④モニター

モニターの重要性は理論理屈ではなく直接見てみるとハッキリ違いがわかります。

通常のモニターは30〜60hz程度しかありません。hzとfpsは似たような意味合いで

fpsはフレームパーセカンドの略で、簡単に言えば1秒間のパラパラマンガに何枚の絵を使うのかということです。多ければ多いほど滑らかな動画になりそうだなということはなんとなくわかりますね?

つまりはモニターのhzが高ければ高いほど滑らかな映像でプレイできるので、敵を視認しやすくなったり、エイムしやすくなったりします。さらに、応答速度も速いので表示遅延が少なくなるぶん反応が早くなる等効果絶大です。

オススメのメーカーはBenQEIZOで、最低でも120hzモデルはほしいところです。

欲を言うなら144hzか240hz等ありますが、値段も張りますので財布と相談してください。

⑤キーボード

正直なところ、キーボードは費用対効果が他よりも薄いので、あまり高価なものを買う必要はありません。もちろん、FPSにおいての勝ち負けは一瞬で変わるものなので、妥協せずにゲーミングモデルを買うべきですが、予算に都合がつかなければ後回しにして、付属品や安価なゲーミングモデルを選んで繋いでおく程度でもそこまで支障はありません。

 キーボードのスイッチにはいろいろ種類がありますが、ゲーミングモデルで一般的に採用されているスイッチはメカニカル系のものが多いです。理由としては、キーを押してから反応するまでのレスポンスの良さや、キレの良い押し味によって細かなキャラクターコントロールができるという点でしょうか。代表されるのは、CherryMX系のスイッチです。よく言われる赤軸、黒軸とか言われているのはこれです。

 オススメは得にありませんが、ゲーミングモデルのものでキーの種類を選びましょう。

 キーのオススメは  銀>赤>黒>茶>>>>>>>青

 です。

上4つであればお好みで選んで問題ないですが、青軸だけはやめておいたほうがいいです。理由はボイスチャットで迷惑をかけることになるからです。

青軸はクリック感のある押しごごちで軽快に入力するすることができるのですが、チャカッという音がクソうるさいので、ボイスチャットに入りがちで聞いてる方はいい迷惑です。

 

 

 

まとめ

ここまでいろいろ書きましたが、僕の偏見も含んでいますので参考までに。

まぁ結局のところ一番言いたいのは、

プレイ環境で劣っていたらそのぶん試合前からあなたは不利なんですよ

ってことです。

どんなに上手いプレイヤーでも自分の操作を反映してくれないような劣悪な環境では実力は発揮できず、勝てません。プレイヤーが上手くないのであればなおさらです。

勝ちたいなら、プレイ環境を整えることは重要で、強くなりたいと思っているなら、まずまともにプレイできる環境が必要です。

自分が勝てないのは低スペPCだから?相手の使ってる武器が強いから?

違うね。

そういう言い訳を用意して、自分のプレイ内容を反省して改善しないから

だと私は思ってます。

ガチでやるかどうかはおいといて、強くなりたいなら反省できる人間でなくてはなりません。

人間どうしても言い訳をしがちですが、強くなるためには言い訳できない環境に自分を置くのです。

そして、真摯に自分のプレイを分析して、考えて、改善して成長に繋がっていくのです。考えて分からなかったら誰かに聞きましょう!上手い人は必ず対処法を知っていて、対応できるから強いのです。最善の策を教えてもらって少しずつ自分のものにしていければ、必ず成長に繋がる事を約束します。

 

 

以上、How to AVA第一弾 プレイ環境編でした!